りゅうしょう氏の場合(後半) [Aldenの育て方]
レザーソールの通過儀礼的お手入れ。
前回、買ったばかりの9901で皺入れを実演してくれたりゅうしょう氏。
今度は履き下ろす前のレザーソール手入れについて実演してくれました。
以下はそのリポートです。
10年前初めて買ったオールデンは
コードヴァンのVチップ(黒)でした。
ソールはレザーソールでかつ全体が黒く塗られた所謂カラス仕上げの物で、
レザーソールの靴はその前から履いていたものの
オールデンは物凄く滑って何度か転びそうになった経験があります。
同じような経験をされた方、あるいは実際に転んでしまった方も
中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
滑るのを極力なくす事前の準備の仕方を紹介します。
滑るのは嫌だけど、レザーソールが良い、
そういう方にお勧めの方法です。
普通のレザーソールにも勿論応用できます。
但し、伏せ縫い(ソールの糸を見えなくしている製法)の靴は
ちょっと勝手が違うので、その場合は別です。
当然ですが、フットバランスなどのヒールの場合は不要です。
■準備するもの
・サンドペーパー(紙やすり)
出来れば2種類 ※粗めの物1種類でも良い
・新聞紙など
サンドペーパーは目の粗さ・細かさなど種類があります。
ホームセンターなどには必ずあるのでそこで用意します。
目の細かい番手から開始するとなかなか塗料が削れずに時間がかかってしまうので、
最初は粗い番手でガリガリ削ってしまうのをお勧めします。
(私の場合は60番手です。この辺はお好みで)
※番手は店のケースやサンドペーパーの裏に書いてあります。
新聞紙は床を保護するために。
削りカスがかなり出ますので、忘れずご用意ください。
上は実施前の写真です。
始める場合、どこをやるか、どこまでやるかというのが重要です。
オールデンの場合、出し縫いステッチの内側を削ります。
範囲はというと接地する部分だけで良いと思います。
広いとかなり大変ですし、全体をやる意味はないので。
躊躇はしなくても良いと思いますよ。
履くとどの道削れますから。
やっていくと分かるのですが、
サンドペーパーに削りカスが溜まって削れなくなります。
ですので、そうなったらハサミでどんどん切っていきます。
なお、ステッチの外側は少しやっておいた方がいいと思って私はやりました。
ここら辺は素人判断ですのでご参考までに。
ステッチそのものをやってしまうと切れやすくなり
ソール交換の時期が早まってしまいそうなので、
やらないほうが無難です。ここは注意しましょう。
オールレザーソールならヒールはラバー部分以外、
全体的にやった方がいいと思います。
何故なら歩く時はヒールから地面に着きますし、
ここが滑るとズルッと滑る訳で。
オールデンのカラス仕上げは塗料が結構厚く塗られています。
片足で30分ほどかかると思います。
完成した状態はこちら。
見た目がイマイチですが私はプロでもないですし、
履いてしまえば気にならなくなるので。
※分かりにくいですが、実際はもっと削れています。
次の日に履いてみましたが、滑りませんでした。
やらないよりは効果あり、と言えるかと思います。
※ご注意※
あくまでも自己責任でお願いします。
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