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株式会社スピカ [SHOPリポート]

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靴リサイクルプロジェクトに見る、夢。

靴業界の未来を変えるかもしれないお店と出会いました。

元麻布にある靴修理、靴磨きの専門店「Spica(スピカ)」(WEBサイトはこちら)。

ワタクシが注目したのが、

同社が推進する「シューズリサイクルプロジェクト」(Blog記事はこちら)。

お客さんが履かなくなった靴を譲ってもらい

あるいはオークション等で中古靴を購入し、

きれいに水洗いをした後にオールソール等の必要な修理をし、販売するというプロジェクト。

Blog記事を読んでいただくとわかりますが、

J.M.WestonやEdward Green、Gaziano&Girlingなど

新品で買えば10万~20万円近くする靴がきれいに再生され4万~5万円で購入できる。

まさに同社CEOの手嶋さんがおっしゃるところの「靴修理屋ならではのプロジェクト」。

こちらがスピカで再生したGaziano&Girling(紹介記事はこちら
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うーん見事!(ちなみにこちらは5万9,500円/税込で販売中)


やあワタクシここのところ紳士靴業界の今後についてあれこれと危惧していたんですよ。

この不景気がこれからもずっと続いたら、

高級紳士靴なんて誰も買わなくなるんじゃないかって。

履けば絶対にその良さをわかってもらえると思うんですけど、

その手の靴を扱ってるお店は敷居が高いから試着する機会すら無い。

それにリジェクトやアウトレット品を買おうにも7万、8万はしますからね。

そう簡単に手を出せる値段じゃない。

ファストファッションがクローゼットのほとんどを占める若者にいたっては、

高級紳士靴なんて目にすることすらなくなっちゃうんじゃないか。

そう考えると高級紳士靴の未来は本当に暗いなあと。

しかしスピカのこのプロジェクトを知って、少し明かりが見えてきた気がします。

4万円でEdward Greenの靴を買い

2年、3年と履いていくうちに名靴たる所以を体感し、

「やっぱり新品の1足が欲しい」となる人は必ず出てきます。

そうやって少しでも名靴を知ってくれる人が増えれば、

マーケットが消えてなくなることは無いでしょう。

そうすれば靴のリペア業界も廃れることはない。

結果、皆がハッピーになるプロジェクトだと。

靴業界の未来を支えるかもしれないプロジェクトだと。

ワタクシはそう直感したのです。

※リサイクル靴の現物をご覧になりたい方はお店までどうぞ。

お店は元麻布の暗闇坂からちょっと奥に入ったところにあります
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ショップに併設された工房
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若い職人さんが黙々と働いています
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築50年の民家を改築しただけあって梁や天井がお洒落です(笑)
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Spica(スピカ)/麻布十番工房
住所:〒106-0046 東京都港区元麻布3-10-8
営業時間:10〜19時
電話番号:03-6413-6656
定休日なし
アクセス及びMAPはこちらをご覧ください。


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2012-10-11 00:00  トラックバック(0) 
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