工場視察リポート(前編) [コラボ靴プロジェクト]
コラボ靴の製造現場に潜入。
10月30日(水)から伊勢丹新宿店本館で開催される「アイビースタイル展」。
近く某ファッション誌で大々的にその全容が紹介される予定ですが、
日米を代表するアイビー関連ブランドが数多く出店するそのイベントにおいて、
伊勢丹メンズ館の紳士靴売場を代表して販売されるのが
伊勢丹×株式会社リーガル コーポレーション(以下リーガル社)、
そして不肖ワタクシめのトリプル・コラボレーションによる3デザインの靴。
すでに出来上がったサンプルが各方面で好評を博しているということで
一日でも早く皆さんにお見せできるよう伊勢丹さんにも奔走してもらってますが、
今回はリーガル社の生産子会社であるチヨダシューズ株式会社の新潟工場にお邪魔し、
実際に作られている工程をこの目でしかと拝見してきましたのでその報告を。
≪裁断・製甲≫
日本製の水染めと米国ホーウィン社のウィスキーという、
ともに貴重で高価なコードヴァンを慎重に裁断、
ミシンを使って各パーツを縫製して平面から半立体の製甲(アッパー)にします。
≪釣込≫
製甲(アッパー)が木型にピッタリとフィットするように
トゥ・サイド・ヒールとそれぞれ違う機械・道具を使って釣込み、
製甲(アッパー)と中底を組み付け
クセ付けをして最後に仮釘を抜きます。
≪コクリ≫
コードヴァンを使った靴製造特有の作業。
堅い樫の木の棒を使ってゴリゴリ革の表面を擦り、
これによって起き上った繊維を寝かせつけます。
コクリをするとその時点でわずかに艶が出て来ますね。
(写真右足がコクリ後の状態)
≪すくい縫い≫
縫い作業の邪魔にならないように事前に余分な革をカット。
さらに汚れや傷防止のためにキッチリと全体をパッキンと、
コードヴァン好きには嬉しい心遣い。
このように準備万端の状態にしてから、
釣込みを終えた製甲(アッパー)に
細革(ウェルト)を縫いつける「すくい縫い」作業に。
すくい縫いを終えた後は余ったリブをカット。
≪中物入れ≫
靴の背骨とも言える芯材として鉄製のシャンクを挿入後にコルク材を入れるのですが、
既製品のコルク板では部分的に隙間が出来てしまい履き心地に影響することがあるので、
中底と表底との間に練りコルクをタップリと隙間なくモリモリと塗りつけ。
これが抜群のクッション性に繋がります。
最後に製甲(アッパー)と表底を貼り付け。
≪この続きは「後編」で!≫
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