Mのブツ欲日記: 斎藤融さん（TORU SAITO）／CONTE（コンテ）

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斎藤融さん（TORU SAITO）／CONTE（コンテ）　[若手シューズクリエーター応援プロジェクト] [編集]

「キレイな靴よりも、売れる靴を作りたい」。

高校からボクシングを始め、プロのリングに立った経験を持つ。

「トレーナーによく言われたのが＂上手くなるより強くなれ”。

当時はその意味がよく分からなかったのですが、

靴のビスポークの仕事を始めてから少しわかってきました」。

少しはにかみながら続けます。

「小手先のテクニックや型にとらわれず、勝つことにこだわる。

たとえいい試合をしても最後にリングの中央に立っていなければ意味が無いように、

どんなにキレイな靴や凝った靴を作っても、

お客さんに満足してもらわなければシューメーカーとして存在する意味が無いんだと」。

売れる靴とは、お客さんが毎日のように履きたくなる靴。

“二十万、三十万円を払ってでも履きたくなる靴”を作るために、

大手化粧品メーカーでの営業職の経験が生きていると言います。

「お客さんが何に困っているのか、

何を求めているのかを会話の中から見つけだして解決案を提示し、

話し合いながら一緒になって最良の一足を作り上げていく。

納品した後もメンテナンスを通じてお客さんと向き合い会話を欠かさない。

そうしてさらによい靴を作れるよう常に準備をする。

それがビスポークシューメーカーだと思います」。

基本は横浜市青葉区にあるアトリエで作業をしていますが、

9月2日までWorld Footwear Gallery GINZA SIX店にてオーダーフェアを開催しています。

期間中はフィッティングシューズを全サイズ用意し、

さらに9/1（土）14時～17時に店頭にて製作実演もするということ。

「オーダーフェア終了後も常時オーダーサンプルをディスプレイしているので、

お近くにお越しの際は足を運んでいただけると嬉しいです」。

斎藤融（TORU SAITO）
1979生まれ。神奈川県厚木市出身。大学卒業後に就職した大手化粧品メーカーにて営業職に就き、上司や取引先の影響で革靴の世界に魅了される。
退職後に浅草の靴学校で靴づくりの基礎を学び、その後は靴修理工房に約10年間勤務する傍ら、日本を代表する靴職人の一人である柳町弘之氏の薫陶を受ける。
2014年、自身のブランド「TORU SAITO」発表、2017年にアトリエ兼修理工房のCONTE（コンテ）を横浜市青葉区柿の木台にオープン。
URL：http://www.toru-saito.jp/

CONTE（コンテ）
住所：〒227-0048　神奈川県横浜市青葉区柿の木台3-3
TEL：045-973-0770
FAX：045-973-0770
営業時間：11:00～19:00
定休日：火曜・水曜（年末年始、夏季休暇を除く）
最寄り駅：田園都市線／「藤が丘」駅（徒歩5分）
※駐車場はございませんので最寄りのコインパーキングをご利用ください。

※ブツ欲日記では若手シューズクリエーターを応援しています（詳細はこちら）。

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2018-08-28 12:00　
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