WHEELROBE(ウィールローブ)ショールーム探訪 [リポート]
“日本人による日本人のためのアメリカ靴”を極めるために。
先日こちらの記事で「後悔している」と書いたのにはちょっとしたワケがあるんです。
『WHEELROBE(ウィールローブ)』の製造元である
(有)トライ・アップの企画責任者 工藤さんとは、
同社がオールデンの輸入を手がけていたことがあり(現在は手がけていません)、
実は5年ほど前に知り合ってるんですよね。
なのについ最近までこのブランドを見逃していたとは、アメリカ靴好きとして痛恨の極み。
ということでこの出遅れを取り戻すべく、
また実際にWHEELROBEを履いて思うところがあるのでそれを伝えたくて、
浅草にある同社のショールームにお邪魔してきました。
工藤さんは中1でオールデンに目覚めた早熟のアメリカ靴好きで、
つい最近もアメリカのオークションサイトで
ネトルトンのヴィンテージコードヴァン靴を70ドルで落札した強者。
その工藤さんのアメリカ靴への憧憬が詰まった靴がWHEELROBEなわけですが、
実際に履いてみてワタクシが驚いたのが木型。
現在は、1940年代のUS NAVYサービスシューズをベースにした#314と、
オーソペディックシューズの木型をベースにした#1228の2種類の木型を中心に展開していますが、
いずれも日本人の足に合うよう丹念にアレンジが加えられています。
特に#314はポッテリとボリュームがあるフォルムながら、
踵が小さく作られていてホールド感が高いのが特徴。
履き心地よく仕上がっています。
US NAVYサービスシューズをベースにした「いかにもアメリカン」な#314
甲部分が薄く#314よりもシャープでボリューム感を抑えた木型の#1228
5年モノの#314ファーストサンプル
“日本人による日本人のためのアメリカ靴”を極めたブランドは未だ無いと思うので、
是非その第一人者になって欲しいのですが、そのために一つリクエストが。
現在#314はEウィズのみしか展開がないので、是非Dウィズもお願いしたい。
華奢な足が多い若者にもっと履いてもらうためにも、何とか実現して欲しいなあ。
クロムエクセルを使った(裏はブッテーロ)ドレスベルトも展開
聞けば、レギュラーラインナップ以外にも来夏に向けてサンダルを企画中だったり、
また取扱い店から「エンジニアブーツを手がけて欲しい」とラブコールをもらっていて、
こちらは検討中ということなので、どちらも楽しみ。
是非、アメリカ靴好きが泣いて喜ぶようなやつをよろしくお願いします(なにげにプレッシャー 笑。
2019-06-28 12:00
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