Mの「木型」考 [つぶやき]
足に合う木型を見極めるポイントは「捻れ」。
クラスタや革靴愛好家の方にとっては「何を今さら」な内容なので、スルーしてください。
これまで数えきれないほどの靴を見て履いてきて、
さらにビスポークも経験してわかったことがあります。
それは「足に合う木型は捻れている」ということ。
参考までにTOP写真をご覧ください。
以前こちらの記事で紹介した「WALKER&GUNN」の靴ですが、
見てもらうとわかる通り履き口側は向かって右に傾いているのに対し、
トゥ側は左に傾いています。
まるで雑巾などを絞った時のように捻れていますよね。
コレよく考えたら非常に理にかなっている。
人間の足は地面に対して真っすぐではなく斜めだし、
歩行の際は踵から接地して親指で蹴って前に進むわけなので、
この木型が推進力を流れるように地面に伝えるのがよくわかりますよね。
なのでこのように捻れた木型の靴は間違いなく歩行がスムーズで、
履いているのを忘れるくらい軽く感じます。
また余計な力を必要としないせいか長時間履いていても全く疲れません。
もちろんこの捻れだけで靴の機能性の全て網羅できるわけではありませんが、
少なくとも「足に合う靴の木型」を見極める重要なポイントだと思っています。
【ブツ欲NEWS&TOPICS】
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2019-09-04 12:00