Mのブツ欲日記

Mの「雑誌」考　[つぶやき] [編集]

雑誌の憂欝。

「出版社が読者ニーズを捉えきれていない」。

先日、某新聞でとある出版ディレクターの方がこう仰ってました。

「以前、女性誌は読者層を年代ごとにカテゴライズしていたが、

最近はターゲットを絞らないようにしている。

そうして誌面の方向性を曖昧にすることで

多様化する女性のニーズに対応しようとしている。

しかしそれは出版社側が読者ニーズを捉えきれてないことの裏返しで、

そこに試行錯誤している姿が垣間見える」と。

これを読んで“なるほどなあ”と思うと同時に

“最初から読者ニーズとかターゲットとか考えなきゃいいのに”とも思いました。

「ウチの企画に共感してくれる読者こそがターゲット」じゃ駄目なんでしょうか？

“これお洒落だよね”とか“面白いよね”ということを

流行とかマーケティングとか関係ナシに取り上げてく。

それって出来ないのでしょうか？

「そんなんじゃ売れない」って声が即座に聞こえてきそうですが、

じゃあ上にあるような「曖昧な方向性」で絶対に売れるんでしょうか？

それだと読者はついてこないし、

スポンサーも取次さんもついてこれなくて

いずれ暗礁に乗り上げてしまうんじゃないかと考えるのは

素人の浅はかさでしょうか？

だったら「やりたいようにやる」方が面白いし、

結果いろんなことが上手く回ると思うのは無責任な外野の言い分？

個人的にはそういう雑誌の方が面白いし買いたくなるんだけどなあ。

と考えるのは女性じゃないから？

うーむ、いずれにしても出版社も大変ですな。


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