Mのブツ欲日記

Mの「仕事選び」考　[つぶやき] [編集]

“やりたいこと”より“出来ること”。

最近、仕事に関する相談メールをいただくようになった。

たまにここで仕事に関する雑感を書かせてもらってるからだと思いますが、

人生相談等を生業としているわけじゃないのでエラそうなことは言えません。

が「働かざる者、買うべからず」だよなあと考え、

以前携わっていた人材採用に関する知識と、

自ら3度体験してきた転職経験をもとに

少しだけ思うところを書かせてもらいますね。

まず相談内容として最も多いのが「“やりたいこと”が見つからない」というもの。

就職を控えた学生さんや転職を検討している方から多くいただいてます。

これを見ていつも思うのは「だから悩むんだよなあ」。

皆さんの周りに「これが一生をかけてやりたいことだ」と

仕事に取り組んでいる人ってどれだけいます？

ほとんどいないでしょ。

そう言ってる人はいるかもしれませんが本心かは怪しいところです。

そもそも生きてるうちに“やりたいこと”が見つかる人はどれだけいるんでしょうか？

データが無いので正確にはわかりませんが、

感覚的には“ほとんどいない”んじゃないかと思います。

やもちろん小さい頃から「サッカー選手になる」「アイドルになる」と心に決め、

見事達成してる人もいますよ。

ただそういう人の出現率は相当低いんじゃないかと思います。

ほとんどの人が“やりたいこと”が見つからず一生を終えるんだと思いますよ。

このように滅多に見つからないものを無理に見つけようとするから焦り、

不安になるんじゃないでしょうか。

まず「“やりたいこと”を仕事にしなくちゃ」という

一種の強迫概念から逃れることが先決ですよね。

で次に考えるべきは「自分が“出来ること”」だと思います。

人より少し優れた、あるいは人と違う能力や知識や経験を見つけることです。

でそれを活かしたり提供したら喜んでくれる会社や人を探すこと。

これが就職活動です。

誰かを幸せにした、あるいは助けた対価として給料を貰う。

それが仕事だからです。

実は「“やりたいこと”を仕事にしない方がい」理由はここにもあります。

ほとんどの人が“出来ること”と一致しないから。

たとえば「プロ野球選手になりたい」という人が全員150kmの速球を投げられますか？

「ミュージシャンになりたい」という人全員が素晴らしい作曲能力を持ってますか？

ほとんどの人が“やりたいこと”において

“出来ること”（優れた経験や能力）を持ち合わせていない。

だから一生の仕事にするのが非常に難しい。

「能力や経験を提供した代わりにお金を貰う」という仕事の本質さえ理解していれば、

必然的に“やりたいこと”より“できること”という考えに至るんだと思いますが、

さて皆さんはどうですか？


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