SSブログ
a.jpg

Mの「Shop」考 [つぶやき]

DSC02683.JPG

もしワタクシが“街の靴屋さん”を始めるとしたら。

いま“ショールーミング(showrooming)化”って問題になってますよね。

小売店の店頭では商品を確認するだけで

購入はより安いネット通販で、という流れ。

とくに家電量販店あたりでは大問題になっていて、

様々な対策が講じられているようです。

で、もしワタクシが大好きな革靴のお店を開くとしたら

基本的にこの流れに逆らうことはしません。

だって無理だもん(笑)。

どこで買っても同じ仕様の商品だったら、

「より安いところで買いたい」という気持ちはよくわかる。

実際、自分も普段そうしてますからね。

だからもし新品の既製靴を扱う靴屋さんを経営するとしたら

この流れに逆らうつもりは毛頭ありません。

むしろ“ショールーム化”の流れを推し進めると思います。

と言っても単に商品を陳列するだけじゃありませんよ。

ワタクシがやるとしたらヴィンテージ靴や靴に関する文献などを集め、

それらを自由に見たり触ったりできるショールーム化。

ワタクシ自身もそうでしたが、革靴への興味に拍車がかかって来ると

革靴に関するあらゆる知識を習得したくなる。

革靴の歴史とか種類とか、とにかく色々知りたくなる。

で調べていくうちに「もっと、もっと」となる。

でもそういう意欲に応えられるお店ってほとんど無いですよね。

インターネット上でも、

文字や写真で知ることはできても実物で確認できないし。

だからそれが出来るようなショールーム化を推し進めたいんですよね。

「でもそれじゃ人は来ても商品が売れないんじゃ?」

という指摘もあると思います。

たしかに来店された方がすべて買うとは限らないでしょう。

でも学習意欲が高いお客さんが最も必要としているのは

“安さ”じゃないと思ってます。

“信頼”であり、商品にまつわる“ストーリー”であり、

「ここで買った」という“経験”だと思うんですよ。

「革靴のことを知りたい」というお客さんの意欲に

誠心誠意応えることで信頼を勝ち取り、

また、その商品やブランドのバックグランドについて熱く語り合い、

靴好きが集まる一種のサロン的なお店で買った、という経験を提供する。

そういうお店にすれば、

「試着だけして帰る」というお客さんは多くならないと思うんです。

まお店の経営をしたことのない人間の戯言かもしれませんが、

ワタクシ自身、そういうお店があったら「最低でも週1で通うな」とは思います(笑)。


【ブツ欲NEWS&TOPICS】
4月は新規のお客様は査定全品15%UP。リピーターも10%UP!(byADDICT)
・F.lli Giacomettiのリザード・グルカサンダルなど新作が多数入荷中(リファーレ)
・年間成約数15万件!!130人以上の専門バイヤーが、あなたの逸品を査定(KOMEHYO)
・今すぐ着られる春のコートがALL60%OFF『Spring Coat Fair』(粋な着こなし)
・バルバやインコテックス、ボリオリなどクラシコのUSEDを買うならここ(リタリオリブロ)
・【注目】1万円前後から欧米の名作ヴィンテージ靴が揃います(SUPER8SHOES)
・ポケットティッシュケースの次はクロコダイルのフリスクケース!(three2four)


2014-04-04 12:00 
共通テーマ:ファッション

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]