LECTEUR(レクトゥール) [SHOPリポート]
一人でも多く“稼げる販売員”を増やしたい。
アパレル販売員の残酷物語をよく耳にします。
ファッションに対する深い愛情と知識、接客力、体力をも要求される仕事なのに対し、
給料は安く、さらに“歩くマネキン”として自社取り扱いの商品を毎シーズン購入する必要がある。
必然的に手元に残るお金はごく僅か。
挙句の果てに勤務していた会社が倒産し、実家に帰って全く違う仕事に就いたなどなど・・・・。
こうした背景があるせいか、とくにここ数年、販売員の力がどんどん落ちているのを感じていて、
それがワタクシがリアル店舗に足を運ばなくなった理由の一つになっています。
ということもあり「ファッション業界は大丈夫かなあ」と心配しているのですが、
こうした状況を憂い腰をあげた人物がいます。
それが今回紹介するお二人。
広瀬 聖夜さん
広瀬 聖夜さんは大学在学時にアパレル販売やスタイリストのアシスタントを経験、
大学4年生で起業すると1年半で600着のスーツオーダーを獲得した若き猛者。
五十嵐 裕基さんは、長らく某大手セレクトショップに勤務した後に独立、
フリー販売員として勤める傍ら、オリジナルブランドの企画や
北京の高級サロンの商品をディレクションするなどの経験を持つ御仁。
意気投合した2人が、先ごろ南麻布に立ち上げたのが
『LECTEUR(レクトゥール)』という名の完全予約制サロン。
オーダースーツをメインにジャケット、シャツ、バッグ、ネクタイ、チーフ、
財布、名刺入れ、コインケースなどフォーマルからカジュアルまで幅広く扱っていますが、
同時に力を入れているのが「販売員支援」。
五十嵐 裕基さん
「プロの販売員を目指す個人事業主の皆さんと販売パートナーシップ提携をし、
サロンのスペースや商品を用意。
必要であれば勉強会を開いてノウハウや知識も無償で提供します。
そしてコミッションは、こちらに利益がほとんど残らないくらい(笑)最大限にお支払いします」。
サロンのスペースや商品を用意。
必要であれば勉強会を開いてノウハウや知識も無償で提供します。
そしてコミッションは、こちらに利益がほとんど残らないくらい(笑)最大限にお支払いします」。
南麻布の高級住宅街に構える、いわゆる隠れ家的サロン
-通常のショップで販売員として働くのと何が違うのでしょう?
「今の販売員は業務範囲が広すぎるんです。売ることに専念できない。
ここでは後進の育成やバックヤード業務など、販売に必要のない業務は全てこちらでやるので、
売ることだけに専念していただけます。
いずれ多店舗展開することも考えているのでそこをお任せすることもありますし、
将来的に自ら店舗運営に乗り出したい、という方も応援します」
「今の販売員は業務範囲が広すぎるんです。売ることに専念できない。
ここでは後進の育成やバックヤード業務など、販売に必要のない業務は全てこちらでやるので、
売ることだけに専念していただけます。
いずれ多店舗展開することも考えているのでそこをお任せすることもありますし、
将来的に自ら店舗運営に乗り出したい、という方も応援します」
勉強会では商品や様々な資料を使い知識やノウハウを提供
-なぜお二人が販売支援に乗り出したのでしょうか?
「“稼げる販売員”を一人でも増やしたいと真面目に考えています。
大きいことを言えば、アパレル不況から脱するためにはリテールが元気にならないといけない。
そのためには人、とくに販売員が思い切り働ける環境が必要だと。
売ったぶんだけ稼げるステージが。
販売員が“稼ぐ”というのは、多くのお客様から必要とされている証ですからね」
「“稼げる販売員”を一人でも増やしたいと真面目に考えています。
大きいことを言えば、アパレル不況から脱するためにはリテールが元気にならないといけない。
そのためには人、とくに販売員が思い切り働ける環境が必要だと。
売ったぶんだけ稼げるステージが。
販売員が“稼ぐ”というのは、多くのお客様から必要とされている証ですからね」
通常、小規模店舗では取り扱えないような高級ブランドも販売することができる
-しかしアパレル不況と言われている今、オーダースーツが本当に売れますか?
「需要は確実にあります。事実、現在は2人だけで営業をしていますが、
月に40~50着程度のオーダーをいただいております。
そのうちおよそ3割が新規のお客様ですが、ほとんどがご紹介。
本当の服好きのお客様ほどアパレルショップから足が遠いていますから、
そういったお客様に寄り添った接客や提案が出来れば高級スーツは売れます」。
「需要は確実にあります。事実、現在は2人だけで営業をしていますが、
月に40~50着程度のオーダーをいただいております。
そのうちおよそ3割が新規のお客様ですが、ほとんどがご紹介。
本当の服好きのお客様ほどアパレルショップから足が遠いていますから、
そういったお客様に寄り添った接客や提案が出来れば高級スーツは売れます」。
2人が手掛けるこの取組みは、果たしてアパレル販売員の皆さんにとって福音となるか。
「まずは話を詳しく聞いてみたい」という方は、
下記の宛先まで連絡してみてください。
その際は「Mのブツ欲日記を見て」の一言を忘れずに(笑)。