Mのブツ欲日記: Arch Kerry（アーチケリー）

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Arch Kerry（アーチケリー）　[リポート] [編集]

直感が「カッコいい」と告げる靴。

つい先日展示会が開かれ大盛況だった『Arch Kerry』。

沢山人が集まる場が苦手なので、

後日とある御仁のアテンドによりゆっくりと取材をさせていただきました。

ブランドの成り立ちや、靴の仕様・製法などの細かい話については

同ブランドのホームページやFacebook、

またはワタクシより百倍靴に詳しい方々がネットなどで論じていらっしゃると思うので、

そちらを参考にしていただくとして。

ここではファッションアイテムとしての側面について触れたいと。

いやあ一目で「カッコいい」と震えましたよ。

細かい理屈抜きで手に取りたくなる。

古参のヴィンテージ靴ファンは、

1950年代前後のアメリカの靴の雰囲気を感じて嬉しくなるでしょうし、

個人的には同年代のフローシャイムの名靴U‐wingケンムールや、

6アイレットのキャップトゥなどを思い起こして思わず興奮しました。

また若い靴ファンにしてみれば、とても新鮮に感じるデザインではないでしょうか。

デザインの素晴らしさに加えて、フィット感の高さの証明である流麗なフォルムも見事

ブルックスブラザーズのブレザーにボタンダウンシャツ、

フランネルのスラックスなどのプレッピーコーデはもちろん、

トレンドの細身のテーパードパンツや、

ワイドシルエットのミリタリーパンツなどのラフなスタイルにも似合いそう。

そういう意味では、年齢もジャンルもほぼ問わない、

非常に懐の深いファッションアイテムだと思います。

ワタクシのようなオッサンの革靴ファンだけでなく、

若いファッション好きの方にも是非トライして欲しいブランドですな。

インスタを通じて依頼をした綿谷画伯の手によるロゴもまたお洒落

なおワタクシが個人的に気に入ったのはこちらのモデル。

7 Eyelet Cap Toe Oxford
まさにミッドセンチュリーのヴィンテージシューズを彷彿とさせる、ブランドのフラッグシップモデル。
7アイレットのパンチドキャップトゥで、タンカラーのこの色や艶を表現できる革を探し求めた結果、国産のレージングカーフに辿り着き、特注で色を指定して染めてもらったカーフだそう。