Mのブツ欲日記

Mの「シューズ・ケア」考　[つぶやき] [編集]

ビフォーケアこそプロに任せるべき。

「プロでも新品を磨くのが一番難しい」。

先日購入した最高級靴読本にこうありました。

「かなりの時間とテクニックを要する作業になる」

「新しい靴には技術がないとなかなかクリームを浸透させられません。

（中略）折角ケアしているのに栄養を与えられない人は少なくありません」。

以前からここで、靴を履き下ろす前のケア＝ビフォーケアがいかに重要かを

色んな方の考察などを交えて書かせてもらいました。

がしかし、素人がやるにはなかなか難儀なようですね。

つい先日こんなこともありました。

あるSHOPスタッフの方から相談を持ちかけられまして。

そこでウィスキーコードヴァンの靴を買われたお客様が、

履き下ろす前にご自身でクリームを入れようとしたところ

つけ方を失敗して部分的にシミになってしまったと。

実際に現物を見せてもらいましたが、

ワタクシが見た限りでは完全なシミ抜きは無理で、

シミの色に合わせてリカラーするしかない、

つまりウィスキー・カラーでなくなってしまう、という状態でした。

特にウィスキーのような薄いカラーの場合は、

ビフォーケアを素人がやるのは大変危険だなと痛感。

またこの他にも先日の靴磨き教室で

素人にありがちなケアに関する勘違いや失敗例を沢山聞き、

「取り返しがつかなくならないようにプロに任せるのが一番だなあ」と

心底そう思いました。

写真は先日購入したラベロのオールデンのビフォーケア直後。

もちろんいつものようにKENさんに磨いてもらいました。

靴の寿命やエイジングを決定づけると言われているビフォーケアこそ、

信頼できるプロに任せるようにしています。


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