津坂陽介氏 [Mのブツ欲交友録]
オールデンを履いたガラス作家。
涙が出そうになりましたよ。
富山県でガラス作家をしている津坂陽介氏からいただいたメールを読んで、
48歳のオッサンの涙腺は決壊寸前です。
私がMさんのブログに興味を持ったのは、革靴からです。
何かいい革靴がないかと漠然と検索していたところ、ブツ欲日記に出会いました。
あれから1年半。
いまではすっかりオールデンの虜です。
ガラス作家というとピンと来られないかも知れませんね。
陶芸家にとても近いですが、素材はガラス。
私は、吹きガラスという技法で器を作って生活しています。
3年前に独立をしました。
吹きガラスは、溶けたガラスが相手なので毎日汗だくになります。
服装はよろよろのTシャツ、やぶれたズボン、汚いスニーカーが定番。
30歳を過ぎても、その子供のような服装で過ごしていました。
休みはありませんので、毎日寝るまで同じ服装。
この世界では当たり前のことでしたので、気にしたことはありませんでした。
ところがある日、取材を受けた際の服装を義理の弟に見られ、幻滅されてしまいます。
お金が無いなりにも年相応の格好に見えるようにしようと、その時考え始めました。
若いころシアトルの工房で働いていましたが、
その時のボスは革靴にジーンズ、襟シャツという格好でした。
とてもかっこよく見え、あこがれてた革靴での吹きガラス。
独立もしたし、いよいよ実行の時が来たのかなと。
最初は手持ちの安物の革靴でした。
作業で1日履くと痛みで足がもげそうでした。
そうなると「買ったその日に走れる」というオールデンに興味が湧きます。
結果は想像以上の大成功。
もちろん痛みはありません。
またサイズがぴったりだからでしょうか、蒸れも感じません。
どんどん足になじんでいくのがわかります。
作業用なので汚れてはいきますが、
毎日履くのだから良い革、良い靴が本当にいいのですね。
シャツやパンツは、洗濯の回数が多いので、
さすがにユニクロや無印などの低価格のものです。
ですが足元が決まると、全身も良く見える気がします。
またMさんのブログを参考にして、サイズ感も気をつけています。
以前は動きやすいようにダブダブの服装でしたが、
いまはジャストサイズを心がけています。
そして、ほんとの想像以上の成功はここから。
嫁はもちろんですが、工房に来られるお客様や、
ギャラリーの方からお褒めの言葉をいただくようになりました。
「津坂さんは、(他の作家に比べて)真剣に取り組んでおられるんですね」と。
いままでどんなに真剣に取り組んでいても、言われたことはありません。
子供のような格好では、言われるわけありませんよね。
独立していますので、作品についてはある意味褒められて当たり前。
発表の度に心地よいプレッシャーなのですが、
毎回頑張り続けるのも当たり前。
作品以外のところでプラスの印象を与えられるのは、
とてもとても意味のあることなのです。
革靴、襟シャツで吹きガラスをする作家は、日本にほとんどいないはずです。
作家仲間からは、白い目で見られているかもしれません。
気取ってんじゃねぇよと。
ですがブツ欲日記に出会い、物を買い、消費することを少し考えだしてからは、
明らかに生活も仕事も充実して来ています。
そう、長々と書いていますが、実はこれはお礼のメールです。
Mさんのおかげで、日々の生活は確実に楽しくなっています。
ありがとうございます。
嗚呼だめだ。ここまで読んだらまた泣けてきた。
こんなBlogでも誰かの人生にほんの少しでも役に立ってる。
それがわかっただけで嬉しい。
また明日から頑張れる。
こんな感動を与えてくれて有難うございます。
ということで津坂陽介氏は今日からワタクシのお友達です。
引き続き「Mのブツ欲交友録」のエントリーをお待ちしております。
エントリー方法についてはこちらをご覧ください。
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