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Galuchattail(ガルーシャテイル) [SHOPリポート]

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繊細で妖艶な造形と、ほんの少しの毒と。

このブログを始めて10年以上たちますが、こんなことは初めてです。

取材に訪れたその場でコラボのお願いと打ち合わせが始まるという(笑)。

Galuchattailさんが手がけるプロダクトは、

それほどワタクシにとって刺激的でした。

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革小物職人である小島国隆氏率いる同ブランドは、

その名の通りガルーシャを使った革小物を得意としているのですが、

初めて拝見して特に驚いたのがそのステッチの美しさ。

熟練の職人さんでも針を通すのに一苦労なほど革質が硬く、

専門的に縫っている職人さんは

数えるほどしか存在しないと言われるくらい取り扱いが難しいガルーシャ。

その革を使ってここまで均等に真っすぐ縫い上げるのは至難の技。

“海の宝石”と言われるガルーシャの美しさと相まって独特のオーラを発しています。

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これだけのモノですから目の肥えた御仁たちを当然のように惹き付けます。

あの岸田さんに見出され、氏が編集長を務める雑誌『MADURO』で紹介されるや

各方面のセレブからオーダーの声が。

さらにその評判が業界内を駆け巡り、

ついにはあの三越日本橋本店で展示会を開催するまでに。

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Galuchattailさんの工房を訪れてもう一つワタクシが感動したのが、

こちらの革製のブートニエール。

SHOPやファッション誌面で見かけるフェルト製の、

よく言えば素朴な、正直に言えば(自粛)なそれとは比べものにならないほど

繊細さと妖艶さを備えた造形。

素晴らしいのは見た目だけじゃありません。

上にコートを着ても押しつぶされないよう特殊な加工を施し、

また中のピンが折れてしまっても取り替え可能とメンテナンス性にも優れています。

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以前は喫茶店だったという工房は、男子なら絶対に憧れる秘密基地的空間

そんなGaluchattailさんのプロダクトにワタクシが強く惹かれた理由は、

立体的かつ繊細で華やかな造形や装飾の中に、ほんの少し毒が見えるところ。

「他人とは絶対に同じモノを作りたくない」という小島氏の意地とプライドが、

舌に乗せるピリッとくるような味になって表れているところに一目ぼれしました。

ということで冒頭で書かせてもらったコラボの件は

今月中にはサンプルが出来上がる予定なので、

詳細のご紹介についてはそれまで楽しみにお待ちください。

※『Galuchattail(ガルーシャテイル)』のFacebookページはこちら。


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2015-09-19 12:00 
共通テーマ:ファッション

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