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世界長ユニオン株式会社 工場探訪 [リポート]

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個人的に大発見があった工場訪問。

以前、革靴業界のキーマンが集まる飲み会に誘われたことがあり。

そこで知り合った「ユニオン ロイヤル」で有名な世界長ユニオンさんにお願いして、

鎌ヶ谷にある工場に遊びに行ってきたのですが。

そこで思わぬ大発見(大袈裟があったのでご報告します。

それが案内された部屋で真っ先に目が奪われた、こちらのkuduの革を使ったブーツ。

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Kuduとは南アフリカに生息する鹿のようなツノを持ったウシ科の動物で、

アフリカではそれほど珍しい動物ではないらしいのですが、

日本の動物園では一頭も飼育されていないということで、

革好きを除き一般にはほとんど知られていません。

もともと野生の皮をそのまま使用しているために皺や血筋などが豊かなのですが、

さらに走り回る動物のために草木のトゲや小枝などによる引っ掻き傷が多く、

革の表情を更に豊かにしています。

牛革や馬革よりも一癖も二癖もあり、

文字通り世界にたったひとつだけのアイテムを手にできるという点で、

堪らん魅力満載の革なのです。

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ちなみにタンナーは、あのイギリス老舗タンナー「Charles.F.Stead社」

世界長ユニオンさんの革靴と言えば

ユニオン ロイヤル」をはじめとしてドレスなイメージが強かっただけに、

ワイルドな革を使ったカジュアルなブーツを見て正直驚きました。

が、ワタクシが目を奪われたのは革やデザインだけじゃありません。

使っている木型が素晴らしいなと。

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kuduを使った靴は過去にも見たことはありますが、

いずれの木型も大量生産用の足の形状を無視したものがほとんど。

それに対してこちらはビスポークに近い攻め方をしていて、

革とのバランスが凄く面白いなと。

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手間がかかったスキンステッチや、切り返しの迫力も見事

聞けばこちら、同社の若手スタッフが実験的に製作したもので、

まだ商品化されていないということ。

革の特殊性を考えると大量生産はまず無理なので、

是非受注生産という形でも商品化して欲しい。

と、その場でお願いしてきました。

もちろん受注第一号はワタクシで決まりです(笑。

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2019-07-07 12:00 
共通テーマ:ファッション

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