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Mの「適正価格」考 [つぶやき]

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関係者の皆さん、それ本当に「適正価格」と言えますか?

モノを作り売る方は、原価の積み上げをもとに販売価格を決めますよね。

だから極上の素材を使い手間をかけて作ったモノは「高くて当たり前」と考えます。

それはそれでもちろん間違いではないと思いますが、

もう一方で、それが消費者にとって“適正価格”であるかを冷静に見極める必要があります。

例えば3万円の革靴。

供給側は「コスパ最高!」と自信満々に販売しているかもしれませんが、

よーく考えてみてください。

現代のサラリーマンのお小遣いの平均額は、およそ3.9万円と言われています。

つまり3万円の靴を買うためには、1ヶ月もの間お小遣いをほとんど使わず貯める必要がある。

あなたが作って売っている靴は、本当にそれだけの価値があると断言できますか?

また3万円もあれば高級なディナーを味わえますが、

その靴はそれ以上の感動を与えられますか?

「高級ディナーと比べられても困る」と仰る方もいるかもしれませんが、

消費者の財布は一つですからね。

競合他社の商品だけでなく、高級ディナーも旅行も横一線のライバル。

そしていま、消費者の多くは買い物をする際に

「本当に買っていいのか」と自分に問いかけます。

そうして自身にgoサインを出せる理由が見つかったモノのみ買う傾向にあります。

その商品は、お小遣いを貯めてでも、高級ディナーを犠牲にしてでも買う価値があると、

消費者が自身を納得させされるのか。

このフィルターを突破したもののみ商品化し販売すれば、

商品乱造による在庫過多および廃棄コスト増という経営上のリスクを、

多少なりとも軽減できると思うのですが、

素人考えが過ぎるでしょうか?

※写真はイメージです。本文とは一切関係ありません。

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2019-08-13 00:00 
共通テーマ:ファッション

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