Mのブツ欲日記: Mの「リユースショップ」考

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Mの「リユースショップ」考　[つぶやき] [編集]

リユースショップ、その先。

ただ単に古靴や古着を仕入れて販売をしているだけのショップは、先が無いと思っているんですよ。

品揃えやサービスが同質化して価格勝負となり、

最終的にはオークションやフリマサービスに客を持っていかれる。

大手は別として中小系では体力が続かなくなると思うんですよ。

そこでリユースショップに個人的に是非取り組んで欲しいと思っているのが、

「インキュベーション・プラットフォーム」としての機能。

目の肥えた客に、無名の腕利き職人や若い才能を引き合わせる「場」をプロデュースして欲しい。

一人の消費者としては、

大手の百貨店やセレクトショップがやらなくなったそうした実験的な機能に、

リユースショップに是非取り組んでもらいたいんですよね。

例えばワタクシが大好きなショップ『LAST LAB』。

「GQ JAPAN」のこちらの記事で紹介されているように、

海外のファッション業界関係者から絶大な人気を誇る

墨田区発のファクトリーブランド「IKIJI」をいちはやく取り扱ったり、

ワタクシが紹介したこの道40年の靴職人のオリジナルシューズのオーダー会を開催したりと、

まさに「インキュベーション・プラットフォーム」としての機能を発揮。

渋谷店の青木店長は情報収集に非常に貪欲で、

職人やブランドを紹介すると即座にプライべ―トで会いに行き、

単に試着するだけでなく自腹でそれらの商品を購入。

（TOP写真は某ファクトリーブランドで靴をオーダー中の青木氏）

「自分で使ってみないと、お客さんに勧められないですから」とサラっとおっしゃる。

こうしてお客さんに、自らが体感した日本の職人や無名のブランドの商品を引き合わせています。

そうこうするうちに最初は海外の有名ブランドの靴や洋服を求めてきたお客さんも、

「まだ見ぬ才能」に出会いたくてお店に足繁く通うようになると。

こうして買う人・作る人・売る人が全員ハッピーになれる関係性が構築できる。

とワタクシは思っているのですが、皆さんはどう考えてますか？

【LAST LAB渋谷店休業期間延長のお知らせ】
5月7日より営業再開の予定で楽しみにしていたのですが、緊急事態宣言の延長により営業再開は6月1日になったと発表がありました。
なおネットによる買取りは引き続き実施しているので、ご希望の方はこちらをご覧ください。