Mの「上客」考 [つぶやき]
高級靴ブランドやショップにとっての上客は「靴を履かない人」!?
これについては否定的な声が山ほど聞こえてきそうですが。
しかしあちこちでヒアリングすると、実際そうだなあと。
いま十万円以上するような革靴を2〜3ヶ月に1足くらいのペースでポンポン購入する人は、
革靴を「履く」よりも「愛でる」人ではないかと。
希少な革などを使った靴や凝った製法などの靴を購入して、
すぐに履き下ろすのではなくインスタにアップしたり鑑賞したい、という人。
求めているのは「履き心地」よりも「所有感」という人なのでは?
もちろん全ての人がそうだとは言いません。
ちゃんと「履く」つもりで購入している人もいるでしょう。
でも何十足も持っていたら実際に履く靴は限られますよね。
ついつい履き馴染んだ靴の登板が増えて、
新しく買った靴を履く機会が必然的に無くなるのでは?
そうして結果的に「観賞用」になっている人もいらっしゃる気がします。
ちなみに、こういう上客は昔から存在したと思うんですよね。
コロナをきっかけに「革靴離れ」が進む中で、
今でも高級靴を買い続けているために目立つだけで。
こういう靴の買い方に関して色んな意見はあると思いますが、
こうした上客が高級靴のマーケットを支えているのは事実ですし、
それゆえ高級ブランドやショップが訴求すべきは何よりも「所有感」だと。
ワタクシはそう考えています。
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2021-09-13 12:00
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