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Mの「アイデンティティ」考 [つぶやき]

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ファッション界も“他ならぬ自分”を見つめ直すべき!?

例えば「文豪の○○が愛した旅館」と聞くと、

どんな旅館か知りたくなるし、

宿泊して文豪が見たかもしれない風景を共有してみたいと思います。

でも、その文豪と縁もゆかりもない会社がプロデュースしたと言う

「文豪が好んだ世界観を再現した旅館」だったら?

うーん…となりませんか?

「ぶっちゃけ文豪の名前や権威に乗っかっただけ?」と。

最近ファッションの世界では、

こうした商品やイベントを目にする機会が増えた気がします。

「なぜこのブランドやショップがこれを?」という、

繋がりも歴史も必然性も見えないコラボ商品やイベントをよく見かける。

なんか寂しいなあと。

なんとかして話題性を作りたいという気持ちも、

いま流行の「ストーリー」とやらを捻り出したいという気持ちもわかります。

それくらいファッション界の売上が厳しいことも。

でも、アイデンティティ不在の企画に何の意味があるのでしょうか?

たとえ最初は上手く行ったとしても、いずれ息切れしてしまうのでは?

逆にこういう時だからこそ、

自分たちの独自性や原点を改めて確認してほしいと思うんですよね。

「これが他ならぬ自分である」という商品やイベントを見てみたい。

そして、それこそがお客さんが求めていることのような気がします。

(素人がエラそうにすみません)

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2021-10-03 12:00 
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