Anders Petersen 『Café Lehmitz』 [ブツ欲番外編]
青山で観たハンブルグの夜。
今回は写真家の個展の紹介です。
場所は青山のRAT HOLE GALLERY。
写真家Anders Petersen(アンデルス・ペーターセン)による
日本初の個展『Café Lehmitz』を観てきました。
Anders Petersenについてはこちらをご覧いただくとして。
正直いうとこの写真家のことは知りませんでした。
しかしこの一枚は強烈に覚えており、
見た瞬間に強烈に記憶を呼び覚ましたのです。
ワタクシと同年代のROCK小僧ならたぶんご存知だと思います。
トム・ウェイツの85年の作品「RAIN DOGS」の
アルバムカバーに使われた写真。
キース・リチャーズやルー・リード等の豪華メンバーが参加した作品で、
忘れもしない当時熟読していた「ミュージック・マガジン」で
当時の編集長、中村とうよう氏が10点満点でマイナス10点という
史上最低の評価を下し、物議をかもした一枚でもあります。
ワタクシは評論家ではないので詳細は述べませんが、
たしか2~3回聴いて止めた記憶があります。
しかしこの写真は当時も強烈なインパクトがありました。
今回の個展では、
この一枚のほかにも、60年代中盤から後半にかけての
ドイツ・ハンブルグでの売春婦やアルコール依存症、ドラッグ中毒者などの
ナイトライフを垣間見ることが出来ます。
酒とタバコとむせ返るような体臭と、喧騒の中の虚無感までが漂ってきそうな、
それほどリアルな写真ばかりです。
もしこういう写真に興味があれば、
青山で遊んだ時にちょっと覗いてみませんか?
11月2日(月曜休み)まで開催しています。
ビルのB1Fにあるギャラリー入口
広いホールでじっくり鑑賞できます
場所はこちら。
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