Mのブツ欲日記

キックオフ　[伊勢丹コラボ2015F/W] [編集]

違うルートから同じ頂上を目指した。

昨年、大塚製靴さんの靴（詳細こちら）が大好評だった伊勢丹さんとのコラボ企画。

ワタクシのライフワークになりつつありますが今年もやらせていただきます。

ただし今年は靴を作りません。

伊勢丹さんで靴を買われる方やこのBlogを読んでくれている方って、

驚くぐらい数多くの数の靴をお持ちの方が多い。

ならばお持ちの靴の楽しみ方を増やすような、

そんなプロダクトを提案したら喜んでくれるんじゃないか。

靴の表情がガラッと変わるようなアクセサリー、

今年はこれを皆さんにご提供したいと思います。

と伊勢丹バイヤーさんとの間で企画が決まった瞬間、

問題となったのが「誰に作ってもらうか」。

オーダー販売したいのでメーカーさんでは対応が難しい。

となると個人でやってる職人さんや

クリエーターの方にお願いすることになるのですが、

靴に装着するアクセサリーゆえに靴のことを熟知している方じゃないと困る。

しかも伊勢丹さんで販売するのですから半端な技術じゃ話にならない。

伊勢丹さんとワタクシ双方で候補者を探そうということになり、

それぞれのリサーチ結果を持ち寄ることになったのですが･･･。

なんと両者が出した答えは一緒でした。

それが『康製甲所』を主宰する康 澤民さんです。

ワタクシがビスポーク靴関係者にヒアリングしたところ、

プロからも「別格」と称される技術を誇る製甲職人さん。

製甲というのは靴のアッパー部分をこしらえる作業のことで、

履き心地はもちろん靴の顔を決める大事な作業。

康さんはフリーの職人さんとしてその世界で活躍するトップランナーです。

そして伊勢丹さんも以前からその噂を耳にしていて

今回の企画を機会に一緒にお仕事できれば、と。

つまりそれぞれ違うルートから康さんという頂上を目指していたわけです。

そうと決まったら即行動。

ワタクシの方からアプローチをし、

伊勢丹さんとともに企画の趣旨などを説明させていただき快諾を得ました。

そしてその席で「デザイン」と「パターン」を誰にお願いするか、

という命題でもう一つの頂上に辿りつきました。

康さんと伊勢丹さんが同時に指名したのが

吉見 鉄平さん。

デザイナーそしてパタンナーとして

これまで数え切れないほどの靴製作に関わり、

現在は自身が立ちあげた靴ブランド『Rendo』を率い、

ビスポークの手法を用いたラストを使った本格靴を良心的な価格で提供している御仁。

ということで康さんと吉見さんに作ってもらったシューズアクセサリーを

伊勢丹メンズ館で受注販売するという、

（ワタクシ以外は）日本の靴業界のトップランナーが集結したコラボプロジェクト。

おそらく最初で最後となるであろう贅沢な企画で、

One＆Onlyのシューズアクセサリーを

靴馬鹿の皆さんにご提供したいと思います。

これから少しずつこのBlogで情報を提供していきたいと思いますので、

どうぞお楽しみに。

★康製甲所Facebookはこちら。
★RendoのWEBサイトはこちら。





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