Mのブツ欲日記

DAMUE　カスタムG-SHOCK　[iTemリポート] [編集]

クールなデザインに熱いクラフトマンシップ。

個人的に「カスタム」には凄く可能性を感じてるんですよ。

私物や既製品の楽しみ方をグッと拡張してくれるし、

世界でたった一つのアイテムに仕上げることもできる。

なのでこれまで私物のロレックスやヴィンテージ靴をカスタムして、

さらにそれらをイベントで展示するなどして皆さんにお披露目してきました。

しかしそのたびに

「カスタムは面白そうだけど具体的にどうしていいかわからない」

という声を多くいただいたのも事実。

アイデアが浮かばないし、あっても作り手に伝えるのが難しい等々の理由から、

カスタムを諦めているという人に数多く会いました。

今回は、そんな皆さんに是非お奨めしたい商品をご紹介します。

ハイジュエリーブランドをバックグラウンドに持つデザイナー、

梅田カズヒトによるシルバーアクセサリーブランド『DAMUE（ダミュー）』が　

2015年からスタートした「カスタムG-SHOCK」。

G-SHOCKのベゼルカバーを“みんな大好き”スターリングシルバーでカスタムしています。

このベゼルカバー、その無機質な雰囲気から

まるで工業製品のように大量生産できそうなイメージですが実際はまったく逆。

デザイナー梅田氏が手作りで仕上げた原型から型をおこし、

そこに銀を流し込んで鋳造するのですが、

聞けば鋳造後の品がすべてそのまま商品化できるわけではなく、

中には僅かに歪んだりしているものもあるそう。

ペンダントトップなどのアクセサリーであればそれも許されるのかもしれませんが、

アクセサリーであると同時にカスタムパーツでもあるこちらの製品の場合は、

ミリ単位の歪みやズレによって時計本体に装着できず命取りに。

なので工場から上がってきた品を梅田氏が一人で全て検品すると同時に、

一つ一つ手作業でコツコツと修正してやっと製品化にこぎつけられる。

「海外の工場ではこの精度は絶対に出せない」と氏が語るように、

見た目はクールなデザインですが、

そこには熱い職人のプライドが宿っている。

そんな逸品です。

梅田氏による原型製作風景


表面にロジウムメッキを施しており、シルバー特有の酸化による変色や汚れを防いでいる

お値段は時計込みで6万円台～と、本格腕時計に比べたらずっとリーズナブル。

またベースの時計は泣く子も黙るG-SHOCK様なので性能や耐久性は申し分ない。

それでいて他人とカブる率は限りなく低いと、

なんともブツ欲をソソりまくる時計です。

※『DAMUE』の各商品の詳細はこちらからご覧ください。


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