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Mの「革靴」考 [つぶやき]

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スニーカーしか履いてこなかった若者に革靴を履いてもらうためのPR方法について。

「マニアはディテールを見るが、一般の人は全体を見る」。

ある人の着こなしを見た時、靴好きは真っ先に足元に注目し、

さらにマニアともなれば靴のブランドや製造国、革の種類や製法、

ラストなどのディテールにフォーカスしますよね。

でもそれってごくごく少数派で、

ファッションに興味がある人の中における比率で言ったらたぶん喫煙者のそれ以下。

一般の人は最初からディテールに注目することはなく、まずは着こなし全体の雰囲気を見ます。

で「好き・嫌い」を判断する。

しかしながら革靴ブランドのSNSやWEBサイトは、

ほとんどが靴単体にフォーカスしてPRしていますよね。

これじゃマニア以外には全く届かないと思うんです。

たとえば「このカッコいいコーデをするには、この靴」というようなアプローチをすることで、

若い方に革靴の魅力を「発見」してもらう必要があると思います。

そういう意味で非常に勿体ないと思うのが百貨店。

どの百貨店でも靴売り場って独立してるじゃないですか。

そしてただ整然と商品が陳列されているだけ。

あれでは革靴に興味のない人には永久にリーチできません。

専門店と違いせっかく他の商材も余るほど扱っているのですから、

ジャケットやアウターを見に来たお客さんに複合的なPRをし、

「革靴もいいかも」と興味を持ってもらい買ってもらう。

テナントの集合体では難しいかもしれませんが、

“自前主義”を標榜する百貨店は是非そうした方がいいと思うんですよね。

と言うと「組織的な問題があり実現は難しい」と関係者のほとんどがおっしゃいますが、

そんなことは消費者には一切関係ありませんから。

消費者ファーストのPRや売り場づくりを是非お願いしたいと思います。

※写真はイメージだってば。

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2018-10-19 12:00 
共通テーマ:ファッション

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