Mの「45歳定年」考 [つぶやき]
中高年のセカンドキャリアについて考える。
先日、某社のエライ人が唱えて紛糾した「45歳定年説」。
まあ色んな考え方があるとは思いますが、
まさに45歳で会社員を辞めて独立したワタクシからすると、
「セカンドキャリアに踏み出すには丁度よい年齢」かと。
これまでの経験を活かし、あるいは趣味の延長線で、
まったく新しい世界に踏み出すには勢いや体力も必要。
その点で、定年退職してからでは遅すぎると思うんですよね。
45歳ならキャリア的に絶頂期にあり、
体力・気力ともに充実しているのではないでしょうか。
問題は「何をするのか」。
個人あるいは法人として、どの業界でどんな仕事をするのか。
それを確定させるためには、
自分のスキルがマーケットで通用するかを冷静に判断する必要があるのですが、
これがなかなか難しい。
よくあるのが「会社員時代の実績を自分の実力と勘違いしてしまう」パターン。
コンサルタントとしてバリバリに働いていたエリートが、
実際に会社を経営したら大失敗に終わったなんて話をよく耳にします。
そうならないためにも会社員時代に副業(複業)として手がけるなど、
「果たしてこれで食べていけるか」を冷静に判断した方がいいですね。
ちなみにこれを読んでいる若い方の中には、
「FIREするから大丈夫」なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、
そのための準備は本当に進んでいますか?
「FIRE」を実現するための指標の一つとして「年間支出の25倍の資産」があります。
例えば食費や光熱費などを合計した月間支出額が20万円だとしたら、
年間の合計支出が240万円となるので、6000万円の資産が必要になる計算です。
40代や50代で6,000万円を用意できる人が、世の中にどれほど存在するでしょうか?
よほど若い時から貯め続けたか、なにか特別な才能や環境が無い限り、
普通の会社員や公務員では簡単に用意できる金額じゃないですよね。
会社員を辞めた後もコツコツと働くことをおススメします。
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2021-09-30 12:00
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