藤本保廣 ステンレス×シルバー 折りたたみハサミ [My favorite VintageGoods]
日本の伝説的なナイフ職人が手かげた折りたたみハサミ。
ヴィンテージ好きは時計や革靴だけにはとどまりません。
こちらは、日本が誇る職人が手がけたハサミです。
藤本保廣氏は1927年東京の小石川に生まれ、
13歳から1987年に逝去されるまでナイフを作り続けた伝説的な職人です。
今でこそ国内のナイフ生産の中心は岐阜県関市ですが、
大正末期頃から東京にナイフ職人が現れはじめ、
繊細かつ精緻な日本製らしいナイフ造りが始められたと伝えられています。
藤本氏もそのうちの一人で、
1982年のカンサス・ナイフショーではすべてのナイフが売り切れるなど、
海外のマーケットでも数々の逸話を残すまでに。
さらにJCKM(JAPAN CUSTOM KNIFE MAKERS)の初代会長を務めるなど、
日本ナイフ界の発展に貢献した御仁なのです。
こちらは藤本氏が手がけたハサミで、1960年代初期型の逸品(革ケースもオリジナル)。
全長104mmと小さい上に折りたたみが可能で、
ハサミ部分はステンレス、彫模様がある柄の部分はシルバーになります。
小さいけれど、日本人の職人魂が込められた逸品ですな。
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2024-02-28 12:00
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