Mのブツ欲日記

ウィスキー・コードヴァン入荷　[コラボ靴プロジェクト] [編集]

それはまるで油絵のような･･･。

いよいよ佳境に入ってきたコラボ靴プロジェクト。

（記事のバックナンバーはこちら）

既に伊勢丹メンズ館紳士靴売場宛にお問い合わせが入り、

また「なんとか手に入れられるようにしてほしい」と

無理難題をワタクシにお願いする人もアリ（笑）と、

じわじわと皆さんのブツ欲を刺激しているようで

ブツ欲日記主催者としては嬉しい限り。

とそんなところへ

株式会社リーガル コーポレーション（以下リーガル社）から

「ウィスキー・コードヴァンが入荷しました」との連絡をいただき。

すぐさま「是非この目で見たいので取材させてください」と

無理を言って新浦安のリーガル本社に突撃してきましたよ。

リーガル社の検査場に次々と並べられるウィスキー・コードヴァン

これが革の宝石と言われるコードヴァンの中でも、

流通数が最も少ないとされるホーウィン社のウィスキー・コードヴァン。

ホ社が扱うコードヴァンの中で最も薄い部類に入る色なので、

よーく見ると一枚一枚ビミョーに色味に違いがあったり

チラホラと色ムラや毛穴も見えます。

ウィスキー・コードヴァンを使った靴が稀少と言われる所以は、

この取扱いの難しさにあります。

“両足を比べた時にいかに色の差異が出ないようにするか”

あるいは”色ムラが目だたないようにするか”と製品化するのに一苦労。

「それがコードヴァンの魅力」と理解してくれる人はいいのですが、

下手すりゃクレームの対象になりかねない。

それだけに検品基準が世界で最も厳しいと言われる国内メーカーは

ぶっちゃけ取扱いたくない部類の革なんじゃないでしょうか。

そういう意味では今回このコラボ・プロジェクトのためだけに

リーガル社がウィスキー・コードヴァンを仕入れてくれたことに、

本当に感謝したいです。

皆さんも新浦安方面に向かって是非お礼を言ってください（笑）。

あとコードヴァンは厚ければ厚いほど上物とされ、

現在流通している中で最も厚いもので2mm程度だそう。

と聞いたら確認せずにはいられません。
見ただけではちょっとわからないので測ってみましょう


おお、こりゃかなり期待できます


伊勢丹バイヤーF氏もその品質に満足そう

そしてホーウィン社のコードヴァンの特徴と言えば

油分をたっぷり含んだ野性味溢れる質感にありますが、

ウィスキーも例外ではありません。

今回ジョイントする国産の水染めコードヴァンが

繊細さと透明感に富んだ「水彩画」だとすれば、

ホ社のそれはヌラっと迫力ある「油絵」。

これもまた他の革には無いホ社製コードヴァンの魅力ですよね。
羽根部分がウィスキーコードヴァン


こうして見ると質感の違いがよくわかります

ということで改めてウィスキー・コードヴァンの魅力を堪能しましたが、

次回はエイジング実例に見る「水染めコードヴァン」の魅力をご紹介。

さらにこれまで発表してこなかった

各モデルの販売数とお値段も発表します。

（発売日についてはこちらで発表済み）

お楽しみに～。


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