Mの「革靴」考 [つぶやき]
革靴の限界と可能性について。
たとえどんな革靴好きな方でも、どれだけ足にフィットした革靴を持っていても。
「ジョギングの時も革靴を履く」という人は、どれくらい居るでしょうか?
あるいは浦安のネズミの国に革靴を履いて遊びに行くという方は?
自他ともに認める革靴狂でも、運動する時や、
一日中歩いたり何時間も立ち続けることが予想される時は、大抵スニーカーを履きますよね。
ここに、ドレスシューズを中心とした革靴の限界があると思うんですよね。
ほとんどの革靴は、快適に走ったり歩き続けられるように出来ていない。
「そんなの当たり前だ」と、革靴関係者は目を剥くかもしれませんね。
革靴とスニーカーとでは目的も使用するシチュエーションも違うのだから、と。
そうやって言い訳をして現実を直視してこなかったから、
ほとんどの革靴は機能性の向上がおざなりにされてきたのでは?
未だに足の形状を無視したラストを使い
「革靴は痛い」というイメージすら払拭できていないのでは?
売れなくなるのも当然です。
でもね。
ここが革靴の限界であると同時に、
可能性でもあるんじゃないかと個人的には思っているんですよ。
ドレス感を維持しながら、
(ジョギングは無理でも)如何に一日中快適に歩き続けられる革靴を作れるか。
「そんなの革靴じゃない」という
ごくごく一部の革靴クラスタの声を言い訳や逃げ道にしていたら、
いま以上に多くの消費者を失うことになる。
ワタクシは本気でそう心配していますし、
ここを突破できたら革靴の可能性はもっと広がると、そう信じています。
※写真はイメージです。
【ブツ欲NEWS&TOPICS】
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2019-04-16 00:00
共通テーマ:ファッション
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